ツーバイフォー

 ツーバイフォー工法では、接合部は必要な長さに切り、専用の釘と接合金物で止め付けるだけで構成する。つまり、製材を正確にカットできれば、後は金づち(専用)だけで構造体ができてしまうと言っても過言ではない。

それだけ施工がシンプルな反面、品質管理の問題は重要です。
そこはさすがマニュアル社会の進んだ北米生まれだけあって、施工にかかわるすべてと言えるほど詳細部分までマニュアル化されている。

具体的には専用釘を使用する個所、間隔、打ち方、使用本数など細かな部分まで明確に規定されているし、その釘は色分けされ、かつ釘頭で確認

できることが前提です。
 さらに、釘頭が見えなくなる部位は先端が飛び出すようになっていて、必ず釘の確認が目視できる。
いわゆる品質管理の基本であるチェック機構まで考慮されている。

●釘頭50⇒太めの釘・CM50 長さ50.8mm合板9〜12用
●表示な・色なしN釘⇒鉄丸釘(N19〜190 14種類)・・・ツーバイフォー建築物使用不可。
●数字・色つき⇒デジカラーN釘(デジ釘)

ツーバイフォー用のCN釘で、径の太さによってCN50(緑)、CN65(黄)、CN75(青)、CN90(赤) と4種類あり、しっかりと色分けもされている。
鉄丸くぎ(N釘)よりもやや太めなので、せん断強度にも優れています。




●厚さ9mm以上の構造用合板を、CN50釘を用いて、外周部100mm間隔、中間部200mm間隔で打ち付けた壁は、壁倍率3.0倍の強度をもつ耐力壁として認められる。
釘の打ち込み間隔と、釘の頭部が合板面にめり込んでいないかどうか

このおかげでマニュアルに従って施工すれば、施工者の技量に左右されることが非常に少なくなるわけで、均一なクオリティーを確保できることになる。

このチェックを怠ると極めて粗悪な建物になってしまう危険性もあります。
事実、宮城沖地震(1978年)では、建築中のツーバイフォー工法にも被害が出たのですが、
その原因として構造用合板の釘施工に問題があったといわれています。

合板は図3のように3層以上の縦横の強度のある層を張り合わせている。
地震時に加わる荷重に対して構造用合板は面として強度を負担するのですが、
図2のBでは強度を負担しないばかりか、合板が抜けてしまう。


図2 釘の問題 図3 合板強度は縦横方向がある

電動工具は使い方
 ツーバイフォー工法に限らず、作業効率を上げるためいろいろな電動工具(高圧ロール釘打ち機)を使用しますが、人をはるかに超える力があるだけに、使用方法を間違えるとかえって問題を起こすことがある。
前項で述べた構造用合板の打ち込み過ぎも大きな問題ですが、まかり間違うと大けがをする危険性もある。

釘は引き抜き強度と、はさみで切るような方向の剪断(せんだん)力強度があり、主として後者の剪断力が重要な役目になります。


左上/図4 基本構造、右上/図5 合板の張り方
左下/図6 合板と縦枠、右下/図7 合板と縦枠 平面

 図4はツーバイフォー工法の構造躯体のイメージですが、枠に張る合板にもいろいろなルールがあります。

最も重要なポイントは図5、6、7の出隅(ですみ)部の合板です。図5の1階のように端から合板を張るのが効率的で簡単ですが、厳しく禁じられています。
逆に2階のように端の合板はわざわざ縦半分に切って張ります。しかも、切る位置は真半分ではないと言うことです。

 図7で合板の半分のAは、最出隅部位に位置する縦枠に絡む幅でカットされています。
よく見ると残りの片割れ合板Bも最出隅の縦枠にかかり止められています。
こうすることで出隅の2枚の合板は、釘の剪断方向強度負担で力が伝わるようになって強度を発揮しています。

もう一つ重要なことなのですが、図5に戻って、開口部に絡む合板は2階のように開口部をふさぐように張って後でカットすることで、とかく弱点になる開口部の強度を発揮させることができるのです。


 このような強度を考えた組み合せは至る所にあり、その組み合せで軽くて丈夫な、車で言うモノコックボディーと同じような構造体が生まれるのです。


*ツーバイフォー工法で注意すること
 ツーバイフォー工法の注意点として、設計側の問題もあります。それは設計図上では書けても実際には施工しづらい収まりとなった場合、在来木造のように現場での大工さんの木組み技術としての修正(二重チェック)が利かないことです。


画4 住宅C

パソコン操作の方法 株式投資 健康ダイエット ネットショッピング 旅行の計画 大峰山とは
大峰山-世界平和を祈る 大峰山の山伏 お墓参り 大峰山大峯山大嶺山 般若心経
枚方市牧野周辺の不動産 建築相談 日曜大工 敷金トラブル 施工図