工事概要
築33年の木造2階建て住宅。
1階の和室4.5帖と洋室を一室にして大きく居間・食堂とする。浴室が小さいので広げる。2階の北側バルコニーが陽が当らず、使用していないので洋室を広げて物入れも増設する。全面、壁はクロス貼、床はフローリング貼にする。
現 況 (リフォーム前の平面図)

現場調査の結果
外部に関して
- 地盤は、良好で特に地盤沈下、盛土などは見受けられない。水はけなども良い。
- 基礎には、比較的新しい2mm程度のクラックがある。
- 外壁には、ところどころに1mm程度のクラックがある。モルタルの浮きなどはない。
- サッシュには、大きな歪み、ゆがみ、破損などなく、開閉もスムーズにできる。
- 屋根は、昨年葺き替えたということなので、特に問題はない。雨漏りなども見受けられない。
- バルコニーは、かなり劣化している。仕上げの塗装なども剥げている。クラックなどはない。
内部に関して
- 床は、そんなに大きな傾き、不陸、きしみなどはない。柱も真っ直ぐに立っている。
- 建具には、大きな歪み、ゆがみ、破損などなく、開閉もスムーズにできる。
- 壁には、大きなクラック、雨漏り後のようなシミ、はらみ、割れ、隙間、浮き、変退色などはない。タイルには、割れ、はがれ、欠けなども見受けられない。
- 天井には、傾き、クラック、雨漏り後のようなシミなど見受けられない。
床下に関して
- 床下の乾燥状態は比較的良く、白蟻などの被害は見受けられない。
- 土台、大引き、根太なども適切に入っている。
- 基礎のコンクリートの状態もよく、大きなクラックなどはない。
天井裏に関して
- 屋裏の仕様(垂木・梁・雲筋違いのサイズ・ピッチなど)、適正であり、特に腐食などは見受けられなが、梁の欠損がところどころにある。
- 換気口は適切に設けられている。
- 筋違いの取付状態は、釘で留めてあるだけで、その釘もあまり効いていない。
- 雨漏れはないか、結露はなどは見受けられない。
診断結果(精密診断)


耐震計画
診断の結果、阪神・淡路大震災クラスの地震がきた場合、倒壊する可能性が高い事がわかりましたので、これをどのようにすれば、倒壊しなくなるのかを設計します。目標は、評点を1.0以上にすることです。
診断の結果、1階の短辺方向と2階に耐力壁(地震に耐えうる壁の量)が不足しており、右上図のように短辺方向に倒壊する可能性が高い事がわかりました。

リフォーム計画図
補強のポイント
- たすき掛け筋違いは、45×90、一般筋違いは、30×90とする。
- 全筋違いに筋違プレート BP-2 を取付ける。
- ダブル筋違の柱足元を帯金物にて基礎と土台・柱と緊結する。
- 1階リビング・ダイニング壁下地は、構造用合板T類t=7.5mm N50釘@150とする。その他の壁下地は、プラスターボード t=12.5とする。
- 柱頭・柱脚は、山形プレート、かど金物、ML金物等で補強する。
- 床は、構造用合板 t=12mm N50釘@150とする。
- 劣化、欠損部分の柱・梁は、補強もしくは、取替える。
補強後の診断結果(精密診断)


補強計画をもう一度、診断すると以上のように評点が1.28まで上り、一応倒壊しないことになる
費 用
それでは、この補強計画でこの工事は、費用はどれくらいになるものか見積してみると、
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工事内訳
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金 額
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内 容 |
| A.仮設工事 |
730,000
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B.解体撤去工事
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470,000
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キッチンと便所を除き、内装を全て解体
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C.建築工事
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4,280,000
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1.基礎コンクリート工事
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130,000
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浴室拡大に伴う基礎工事
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2.防水工事
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110,000
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バルコニー防水のやり替え
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3.タイル工事
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90,000
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玄関タイルの張替え
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4.木工事
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1,600,000
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間仕切り変更、2階増設と耐震補強工事
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5.金属工事
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490,000
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樋のやり替えと増設部の金属屋根
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6.左官工事
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90,000
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サッシュまわりの補修
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7.金属建具工事
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430,000
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1階の一部のサッシュの除きやり替え
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8.木製建具工事
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360,000
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1,2階の建具をやり替え
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9.塗装工事
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230,000
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外壁の塗装をやり替え
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10.内装工事
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320,000
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クロスの張替え
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11.雑工事
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430,000
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下駄箱、ユニットバスのやり替え、防蟻工事
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D.電気設備工事
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420,000
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電気配線、スイッチ、コンセントやり替え
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E.給排水衛生設備工事
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690,000
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浴室、外部排水、給湯器のやり替え
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F.外構工事
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420,000
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ガレージ土間、アコーディオンドアのやり替え
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G.諸経費
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570,000
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合 計
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7,580,000
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うち耐震補強工事関係は、\350,000
となります。
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